願えば叶う、かも!谷中マジック、恐るべしーっ!

今日はお稽古日。
先日いただいた琵琶を師匠にみてもらおうと思い持っていった。
そうなのだ、琵琶をいただいたのだ!
本人もびっくりだが琵琶がもう一面欲しいなぁ、と思っていた矢先だった。

その日私は、芸工展の宣伝にと音羽屋の人力車の上で琵琶を弾いていた。
するとキャップを被ったおじいさんが近付いてきて、「それ琵琶でしょ?家にもあるんだよね。」
と声をかけてきた。何でもお父さんが琵琶を弾いてたらしい。
私が思わず、「いいなぁ、欲しいなぁ。」と言うとおじいさんは、
「いいよ、あげるよ。これから家に取りにおいで。」と近くに止めてあった車を指さしたのだ。

えぇーっ!?いいんですか、本当に?何度も聞き返した私だった。
これぞ谷中マジック!!
おじいさんのご自宅には、琵琶を持つお母様の写真も飾られていた。
極身近に琵琶があって、当たり前のように嗜んでいらっしゃったのだろうか?
凛として美しい姿だった。
そして琵琶は仏壇の横に大切に置かれていた。
何十年も前の物とは思えないほど、きれいで壊れた所も見当たらない。
大事にしてきたおじいさんの思い……、私に受け止めきれるだろうか?
その思いに答えられるようがんばります、と仏壇に手を合わせた。

こうしてこの琵琶は我が家の一員になった。
ただ……。同じ琵琶でもこれは筑前琵琶である。
実は私がやっているのは薩摩琵琶で、私の撥は基本的にはこの琵琶に使えない。
おじいさんにこの筑前琵琶の演奏を聞いてもらうのには、少し時間がかかりそうである。
うーん、勉強勉強!
それぞれの琵琶の良さを楽しめるようになりたいものだ。
琵琶の種類などについては、また追々……。

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