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女もすなる?(琵琶について)

川嶋が用いる薩摩琵琶は
戦国時代に武士が発展させてきた楽器です。

ということで
「男もすなる琵琶といふものを、女もしてみむとてするなり。」
が正しいのですが、現代では女性奏者は珍しくありません。

その中のひとりとして、敢えて付けたHPのタイトルが「女もすなる…」です。

琵琶の起源は今から千年以上も前に遡ります。
ペルシャから朝鮮半島を経て、日本に伝来。その頃にまず“楽琵琶”が都で演奏されるようになります。この楽琵琶、今では雅楽の中で和音を奏でる役割を担うだけになっていますが、その当時は独奏曲などもあったそうです。

そして中世になると“平家琵琶”が生まれます。仏教思想が民衆の中に入り、仏教に関する物語を琵琶の伴奏で語るというカタチが確立されていきます。そのうち普通の物語、例えば民衆の関心を集めた源平合戦、所謂「平家物語」が語られるようになるのです。

平安時代頃に九州で生まれたのが“盲僧琵琶”です。盲目の僧がお経の伴奏楽器として琵琶を用い、仏の徳や物語を聞かせ諸国を巡っていました。

ここから現代の代表的な“薩摩琵琶”と “筑前琵琶”へと発展していくのです。

冒頭で述べたように“薩摩琵琶”は武士の鍛錬のための楽器でした。そのため旋律的な動きよりも、激しくたくましい表現を特徴としています。その表現を可能にしているのが扇のような大きな撥です。

一方“筑前琵琶”は明治になってから生まれた楽器で、薩摩琵琶と三味線のよい部分を取り入れて作られました。表現も三味線音楽の影響を受けているため、語りものとしながらも声と琵琶の関係が密接で旋律的です。はじめから女性奏者が多いのも頷けます。

一口で琵琶と云ってもこのようにさまざまな種類や成り立ち、そして厳密に云うとそこからまた流派に別れたり、楽器自体の柱や絃の数なども違ってきます。

こちらではまず、薩摩琵琶五弦五柱の琵琶を知っていただけたらと思います。

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